ノーマライゼーションとは、ふつう(ノーマル)の生活を送れるように高齢者や障がい者を含めて社会に暮らす皆が分け隔てなく共に暮らすことです。一方、マーケティングとは商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・販売など商品開発の全過程にわたって行う売れる仕組みを作ることです。この相対する存在が情報保証(barrier-free)と価値創造(value-generation)という2つのキーワードで繋がってくれることをご存じでしたでしょうか?
マーケティングの変遷
マーケティング1.0 (量的志向) → マーケティング2.0 (顧客志向) → マーケティング3.0 (心的志向)
モ ノ × コ ト × コ コ ロ
マーケティングは今、消費者のマインド(ココロ)に到達しています。
「モノの時代から、コトの時代へ」社会はたしかに様変わりしてしまいました。しかしむしろ、「本」モノは、希少な存在として価値を高めつつあるように思えます。これからのデザイン開発の役割の一つは、その「ホンモノ」作りにあるのかもしれません。
「コト」たちは、今や町中に溢れかえり、我が物顔で歩き回っています。その象徴的存在であるスマホ歩きを見ていると、私達は、彼らに翻弄されいるのではないかと思えてしまいます。その混沌の整理整頓が、デザインの役割の一つだと考えます。
ココロを感じるには、先ずは目を閉じること。そして想いを目にして、対象となるものを感じてみる。すると不思議に、耳に聞こえて来るものが現れてくれる。つまり想いと五感とをフル回転させる、それが私達が行っているデザイン開発の一つの手法です。
第6次デザインとは?
第1次|プロダクトデザイン × 第2次|パッケージデザイン × 第3次|プロモーション
プロダクト × パッケージ × プロモーション
デザインは今、様々なデザイン(=第6次デザイン)に対応できるスケーラビリティが必要です。
文字通り、工業生産物にかかわる、機能、構造、性能、素材などに関わるデザイン開発
包装パッケージのみならず、商品に付随する様々な取り扱われ方を対象としたデザイン開発
所謂「広告デザイン」。製品を間接的に訴求するものチラシ、ポスター、webサイト等
アクセシブルデザイン|共用品であるということ
バリア × 人間中心(互酬) × 市場
福祉医療 × アクセシブルデザイン × 一般製品
デザインは今、福祉用具(情報保証)と一般製品(価値創造)との「架け橋」役を迎えようとしています。
医療事業が在宅化してゆく中で、人間中心設計のアプローチの重要性は増々高まってきています。
アクセシブルデザインとは福祉機能と一般製品機能との共用機能です。ここでの価値は「共用」であることです。
市場性ある製品の標的は、最大公約数(でき得る限り多くの顧客)。ゆえに定量的な視点が重視されます。
ノーマライゼーションとマーケティングとは、協働すべきアプローチだと考えています。
ご一報ください。お待ちしております。
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商品開発とは想いを伝えること
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